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自宅サーバー用にGMKtec Nucbox M2(Intel Core i7)を買ったのでレビュー

2024-04-02
2026-10-08

概要#

自宅サーバーでPowerEdge T320を使っているが、大きいし消費電力が大きいのでちょっと買い変えを検討していた。

自宅サーバでは、サービスのホスティングとストレージサーバという2つの役割があるが、両方を満たそうとするとどうしても巨大で高価なサーバになってしまう。

買ったもの#

GMKtec Nucbox M2の外観

主なスペック

  • CPU: Intel core i7 11390H
  • RAM: 32GB(16GB*2) DDR4
  • Disk: 1TB PCIe3.0 SSD
  • GPU: Intel Iris Xe Graphics 1400MHz

これが、今回はアマゾンのセールで53,000円ぐらいで買えた。

Nucbox M2の製品パッケージ

ベンチマーク#

CINEBENCHの結果。

Multi coreの場合: 5,067pts

CINEBENCHマルチコア結果

Single core: 1,439pts

CINEBENCHシングルコア結果

N100に比べるとCPUの消費電力は倍くらいです。クロック数も高いです。

温度はファンの制御が細かくちゃんと動いているので100度以内です。

温度モニタリング画面

ディスクの速度も十分に速い。HeroBoxに比べると全体的に7倍くらい速い。

CrystalDiskMark結果

Linuxをインストールしてみる#

Ubuntu 22 (LTS)をインストールしてみたところ、WiFiのチップセットが認識されませんでした。REALTEKの製品です。

別途ドライバをインストールしたら、ネットワーク周りを起因としてkernel周りも不安定になったのでOSを初期化せざる負えなくなった。

まとめ#

HeroBoxに比べると値段は3倍以上します。

パフォーマンスはまずまず。

追記:2年半運用してみた結果(2026年10月)#

2024年4月から2年半、自宅サーバとして24時間稼働させてきました。CoolifyでWebアプリやデータベース、監視ツールなどをまとめて動かしていましたが、その間に一度も壊れることはありませんでした。

SSDの状態をSMARTで確認すると、次のとおりです。

項目値
通電時間21,433時間(約2.4年)
書き込み量620TB
寿命の消費(Percentage Used)45%
代替領域(Available Spare)100%
メディアエラー0件

書き込み量はかなり多かったものの、エラーは1件も出ていません。

購入時は5万円ちょっとでしたが、今同じものを新品で買うと10万円近くする感じがします。値段に対して十分すぎる働きをしてくれたので、コスパの良い買い物でした。

運用していて不満だった点#

  • 熱に弱い: 筐体が小さく熱容量が少ないので、負荷をかけるとすぐにCPUのサーマルスロットリングが始まります。SSDも温度による速度制限が累計1万回以上かかっていました。
  • ファンがうるさい: ケースファンの音が大きいうえに、こまめにオン・オフを繰り返すので耳につきます。
  • 壊れたらサービスが止まる: 冗長化を前提にした構成ではないので、このマシンが故障すれば全サービスが停止します。実際には一度も壊れませんでしたが、ずっと不安でした。
  • カーネル更新で止まる: カーネルを更新するたびに再起動が必要で、その間はダウンタイムが発生していました。

k3sクラスタへの置き換え#

これらの不満は1台のマシンをどう工夫しても解決できず、インフラのレベルから設計し直す必要がありました。そこで今回、ミニPC 3台でk3s(Kubernetes)クラスタを組み、このマシンで動かしていた公開サービスをすべて移したので、このマシンは用済みになりました。1台が止まっても残りのノードでサービスを続けられるので、故障への不安がなくなり、カーネル更新も1台ずつ再起動すればサービスを止めずに済みます。調達費用は3台でおおよそ5万円で、このマシン1台分とほぼ変わりません。

とはいえ、このマシン自体はまだ十分に使えるので、OSをクリーンインストールしてk3sクラスタのノードとして参加させる予定です。単体のサーバとしては不安だった故障や再起動も、クラスタの一員であれば他のノードがカバーしてくれます。

k3sクラスタの構成については、後日あらためて記事にまとめる予定です。

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