概要
2020年1月にHHKB Pro Hybrid Type-Sを買ってからほぼ毎日2年間ちょっと使ってきました。
最近、グリスアップが良いという記事を見たのでHHKBの掃除とグリスアップをしました。
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掃除前
隙間に白いホコリが混入しています。ベースのほうにもゴミが溜まっているのが見えます。ブロアで頑張ってもなかなか落ちません。
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キープラーで抜いていきます。
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キートップを外したところ。汚いです。髪の毛も5本ぐらい溜まってます。
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キーボードの汚れは油汚れだと思うのでぬるま湯でオキシ漬けします。
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キーボードのベース部分は分解するのが面倒なので、綿棒で掃除します。こちらも油汚れなので強アルカリ電解水の15倍濃縮液を使って汚れを拭き取ります。
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綿棒は小さいのと普通サイズを用意しておくと細かいところを掃除できます。
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汚い。特に、スペースバーの左右にある部分に汚れが溜まりやすかったです。キーのセンサー内部にゴミが入りかけていました。
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その間に、オキシクリーンしていたキートップのつけ置きの時間が終わりました。やばいものが出てくるかと思いましたが、普通です。油やホコリが浮いてきてます。
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網ですくいます。
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内部に水が溜まりやすいので全部綿棒である程度吸い取ります。キッチンペーパーの上でやると良いです。
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無刻印なので、どこに戻すのかがわからなくなりました。
HHKBは列ごとにキートップの形が違います。しかも、1つ1つキーの裏には型番が振られています。以下のような表がWeb上にいくつか合ったので参考ににしようとしましたが存在しない型番が7割ぐらい。残り3割が存在する型番という状況でした。
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ノギスで計測した結果、型番による違いは無さそうなのでアルファベットのキーは適当にはめました。
このキートップたちは、大まかに4種類の形があります。
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キートップをはめるときにグリスアップをしました。以前、5つのキーだけ試しにグリスアップをしてみたら静音化と潤滑性が確認できたのですべてのキートップに塗ります。
グリスアップをして感じるのは、キーボードを購入した直後の滑らかな打鍵音がもとに戻った感じです。経年変化することで樹脂同士が触れ合ったときのかすかに「カサッ」となるノイズがなくなりました。
その反面、グリスはホコリを吸着してしまうというデメリットもありそうです。
下の写真は塗り途中。軸の外周に塗ってベース部分と触れるところに塗りました。
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使ったグリスはこちら。グリスの量の割には高いですが刷毛も付いていますし、これだけ買えばすぐに使えるので良しとします。205g0という種類が良いらしいです。
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205g0グリスの特性
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完成図。型番による違いは無さそうで良かったです。
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「キートップの型番によって表面の湾曲率が違う」みたいな書き込みがあって不安でしたが、大丈夫っぽいです。
PCを使うデスクではなるべく食べ物を食べないように気をつけてはいましたが、ホコリの混入や髪の毛の混入は避けられません。それにプラスして樹脂部分が触れ合う構造なのでその部分をメンテナンスするべきだと思うので分解掃除は1年に一回ぐらいはしたほうが良いのかなと思います。
キートップの着け外し自体にもキートップ自体に負担はかかるので頻繁にやりすぎるのも良くないかなと思います。
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