概要
- 2年前ぐらいに Lightsailで立ち上げたWordpressサイトがありました。
- アプリケーション、ミドルウェア、OSを一通り最新にしようとしましたが、無理だったのでインスタンスを作り直しました。
背景
- ふと確認すると、Wordpress本体が最新は5.7.2なのに対して、5.4系でした。
- phpも7.2だったので3ヶ月前にサポートが切れてしまっていました。
- Ubuntu 16.02 LTS。最新は20なのでメジャーバージョンが2つ低い。
行った手順
- WordPress本体、プラグイン、テーマはwpコマンド経由で更新できました。
- このあたりの記事を参考に普通にあdo-release-upgradeをして、再起動をかけたらsshで繋がらなくなりました。もちろんWebのコンソールも以下のエラーメッセージが出て繋がりません。。。。万事休す。
UPSTREAM_NOT_FOUND [519]
調べてみると、回避手段は、スタートアップスクリプトで、sshを停止して起動するというすごいワークアラウンドを実施する必要が有るらしいです。
bitnamiのページに書いてあるので、bitnamiのアプリケーション周りが怪しい挙動をしているのだと思います。bitnami自体は、OSのバージョンと密接に関連づいているはずなのでこのような不可解な事象が起きるのかと思います。
再度、スナップショットから復元してアップデートをかけるのはとても大変なので諦めて、最新のlightsail wordpressを立てて、wordpressのDB、themeファイル、htdocs以下のコピーを使って復元しました。
まとめ
- Lightsailの立ち上げは楽だし、運用は最低なら$3/monthなのでとても良いけど、長期運用をするには辛い。
- OSやミドルウェアの最新追随は不可能と考えて、1年か2年おきぐらいにインスタンスの載せ替えをするような運用をする必要がある。
余談
- LightsailのDNSはトラフィックが少なければ無料です。大体、1.1request/secなら無料なので殆どの場合はこれでまかなえるような気がします。
Q: Lightsail DNS 管理にかかるコストはどれくらいですか?
Lightsail 内での DNS 管理は無料です。最大 3 つの DNS ゾーンを作成でき、各ゾーンのレコード数は無制限です。また、全ゾーンで 1 か月あたり 300 万 DNS クエリを利用できます。1 か月のクエリ数が最初の 300 万を超えると、0.40 USD/100 万 DNS クエリの料金が適用されます。
https://aws.amazon.com/jp/lightsail/faq/
- LightsailのDNSは、動的にLightsailのインスタンスへ向けられるので、Lightsail + LightsailのDNSを使う組み合わせに留めるレベルのシステムなら最適なソリューションです。
- ロードバランサ(18USD/month)を使っていくと値段が普通に高くなっていくのであまりLightsailの魅力が無くなってきます。
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