概要
- Raspberry Pi 4を買ったので遊んでみます。
- CPUのスペックが高いので結構発熱します。何もしていない状態でも55度ぐらいあります。冬なのに。
- 動画処理にはそこそこCPUを使うようなので各ICチップにヒートシンクを付けたり、ファンを付けたりして熱で傷まないように対策をしておいたほうが良いです。
ラズパイ4はパフォーマンスが大幅に向上した代わりに、非常に高温の熱を発します。熱を発したままでは火傷などのリスクがあるほか、チップ本来のパフォーマンスを出すことができません。ファンやヒートシンクなどの熱対策が必須となります。またPoE HATなども有効です。
ハードウェア
手元にあったUSBカメラ。マイクも内蔵されています。 Logitech ロジテック HD Pro Webcam C920 ウェブカム
ソフトウェア
まずは、動体検知を行うソフトをインストール。motionが使い勝手が良いようです。
% sudo apt update % sudo apt install motion -y
- どこのインターフェイスに刺さっているかを一応調べます。今回は、Busが1で、Deviceが3。要は、1の3。
- 1つしかカメラやマイクが刺さっていない場合は、デフォルトのマイク、カメラデバイスとして勝手にaliasが貼られるから調べないでもOKです。
pi@raspberrypi:/etc/motion $ lsusb|grep Logi Bus 001 Device 003: ID 046d:082d Logitech, Inc. HD Pro Webcam C920
そして、設定ファイルを変更します。おそらく、デフォルトで無理やり立ち上げればなんとなく動くような設定になっておりますが、色々調整します。
$ sudo vim /etc/motion/motion.conf
デフォルトの設定の差分です。
- デフォルトの解像度が低いので少し上げる。最高にしても良いけど無駄に容量を食うので用途次第。
- framerateが10では、かなりカクカクしているので30に。容量とのトレードオフ。
- 動体検知のしきい値を結構上げる。これも環境によって調整を。
- その他諸々調整。
pi@raspberrypi:/tmp $ diff original.motion.conf new.motion.conf 1c1 < daemon off --- > daemon yes 3a4 > logfile /var/log/motion/motion.log 13,15c14,17 < width 640 < height 480 < framerate 10 --- > flip_axis none > width 1280 > height 720 > framerate 30 20d21 < mmalcam_name vc.ril.camera 29c30 < threshold 1500 --- > threshold 5000 46c47 < ffmpeg_output_movies off --- > ffmpeg_output_movies on 48,49d48 < ffmpeg_timelapse 0 < ffmpeg_timelapse_mode daily 52c51 < ffmpeg_video_codec mpeg4 --- > ffmpeg_video_codec mkv 53a53,56 > timelapse_interval 0 > timelapse_mode daily > timelapse_fps 30 > timelapse_codec mpg 61a65 > target_dir /var/lib/motion 69,70c73,74 < stream_motion on < stream_maxrate 10 --- > stream_motion off > stream_maxrate 1 73,74c77 < stream_auth_method 1 < stream_authentication admin:password --- > stream_auth_method 0 76c79 < webcontrol_localhost on --- > webcontrol_localhost off 77a81 > webcontrol_parms 0
起動
# systemctl start motion
/var/lib/motion に動体を検知したら吐き出されます。
HTTPにて8081ポートにアクセスすると、リアルタイムにカメラを見られます。
まとめ
- 簡単に監視カメラが作れます
- 設定も簡単
- オフィスのエントランスにて録画をしたり、執務室から誰が来たかをカメラで確認したりできます。
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