1377 文字
7 分

実家のネットワークインフラを整備 | 3階建RC造にWiFi AP3台配置

この記事について#

学べること#

  • 鉄筋コンクリート造建物でのWiFi環境構築のポイント
  • LANケーブル自作と配線モール施工の実践方法
  • YAMAHA RTX 1200を使ったネットワーク構成
  • 情報ボックスを使った配線管理のベストプラクティス

想定読者#

  • RC造住宅でWiFi環境に悩んでいる方
  • 鉄筋コンクリート造の建物でネットワークを構築したい方
  • 有線LAN配線を自分で施工してコストを抑えたい方

前提条件#

  • LANケーブル圧着工具とテスターが必要
  • 配線モールの施工スキル
  • 推定所要時間: 1-2日(配線距離による)

概要#

実家のネットワーク・インフラを整備しました。

3階建で、鉄筋コンクリート建てなのでWiFiの電波が飛びづらいので各階の踊り場にWiFi APを設置しました。

予備知識:鉄筋コンクリートとWiFiの関係#

鉄筋コンクリートの壁だとほとんどWiFiの電波が透過しません。

透過しないどころか、結構吸収している感じがします。2GHzも5GHzも。

階段もコンクリートで作られているので階をまたいで、ドアを通過して各部屋に電波を届かせるのは1台のアクセスポイントでは無理でした。

ネットワーク機器#

今回使用した機器は以下の通りです。

ルーター#

  • YAMAHA RTX 1200 - 業務用ルーター、安定性と拡張性が高い

WiFi アクセスポイント#

  • 既存の3台を活用
    • NEC製 1台
    • TP-Link 2台

ネットワークケーブル#

  • Cat6A LANケーブル 100m を購入
  • 必要な長さに自分でカット
  • コネクタを圧着工具で取り付け

物理ネットワーク構成#

ネットワークの配線構成は以下の通りです。

  1. 2F寝室: 光コンバーター → 電話分配器 → YAMAHA RTX 1200
  2. 2F踊り場: 情報ボックスを設置 → 1000MBaseT対応のL2スイッチ
  3. 各階への分配: L2スイッチから1Fと3Fへ有線LANで分配
  4. WiFi AP接続: 各階の踊り場にWiFi APを配置

この構成により、各階で安定したWiFi環境を実現しました。

完成写真#

完成したところの写真です。

完成した情報ボックス

配線モールで綺麗に配線を整理しています。

中身はこんな感じです。

情報ボックス内部

中身をもう少しズームで。

情報ボックス内部のズーム

L2スイッチとケーブルが整然と配置されています。

使用した資材#

今回の工事で使用した資材をまとめます。

配線モール#

壁面に這わせるケーブルを保護・整理するために使用。

配線モールカッター#

配線モールを綺麗にカットするための専用工具。

ラベルテープ#

各ケーブルに用途を記載して管理を容易に。

LANケーブル圧着工具とテスター#

Cat6A対応のコネクタを圧着するための工具とケーブルテスター。

Cat6A LANケーブル 100m#

10Gbps対応のCat6Aケーブル。将来的な速度向上にも対応可能。

スイッチングハブ#

適当に安いL2 Switchを選びました。 理論値に近い950Mbpsは出るので十分です。

ベンチマーク結果#

実際に速度を測定しました。

木製のドアを隔てた場所では700Mbps近く出ます。

ちょっと離れたりすると400Mbpsでした。

普段使いには十分な速度かなと思います。

速度測定結果

スマートフォンでの測定結果。下り速度が600Mbps以上出ています。

施工のポイント#

LANケーブルの自作#

Cat6Aケーブルは100m購入して、必要な長さにカットしました。

圧着工具を使ってRJ45コネクタを取り付けます。

テスターで導通確認を行い、8本の芯線がすべて正しく接続されていることを確認するのが重要です。

配線モールの施工#

壁面に這わせるケーブルは、配線モールで保護します。

専用カッターを使うと、綺麗に切断できて仕上がりが良くなります。

曲がり部分は専用の継手を使うと見た目も良く、ケーブルの保護もしっかりできます。

情報ボックスの設置#

2Fの踊り場に情報ボックスを設置して、L2スイッチを収納しました。

ここから各階へケーブルを分配することで、配線がスッキリして管理しやすくなります。

ラベルテープで各ケーブルに「1F AP」「3F AP」といったラベルを貼っておくと、後々のメンテナンスが楽です。

まとめ#

実家の3階建RC造にネットワークインフラを構築した記録です。

  • WiFi環境: 各階にAP配置で全フロア快適に利用可能
  • 速度: 700Mbps(木製ドア越え)、400Mbps(距離あり)で実用十分
  • 配線: Cat6Aケーブル100mを自作で配線、将来の10Gbps対応も可能
  • コスト削減: ケーブル自作と配線モール施工で業者依頼より大幅削減
  • 管理性: 情報ボックスとラベルテープで配線管理が容易

鉄筋コンクリート造の建物でWiFi環境に悩んでいる方は、各階にAPを配置する方式がおすすめです。

有線LAN配線は少し手間ですが、Cat6Aケーブルを自作することでコストを抑えつつ、将来的な速度向上にも対応できる構成になりました。

YAMAHA RTX 1200は業務用ルーターなので安定性が高く、設定の自由度も高いので、本格的なホームネットワークを構築したい方におすすめです。

実家のネットワークインフラを整備 | 3階建RC造にWiFi AP3台配置
https://blog.teraren.com/posts/home-network-infrastructure-setup/
作者
Yuki Matsukura
公開日
2026-01-09
ライセンス
CC BY-NC-SA 4.0
この記事が役に立ったら
GitHub Sponsorsで応援できます

コメント